鳩山はどんなところ?

移住者体験記

鳩山町PR動画「鳩山で暮らす~子育て世代の移住クリエイター編~」

埼玉県の中央に位置する鳩山町。人口約1万4千人の小さな町は、東京のベットタウンとして、昭和40年代後半に大規模開発された鳩山ニュータウンや、JAXAの地球観測センターがある町として知られていますが、大きな観光地はなく、知名度はあまり高くありません。

しかし、この小さな町に、最近多くの子育て世代のクリエイターが移住してきていることをご存じでしょうか。

移住クリエイターにとって、鳩山町の魅力とは何なのでしょうか。3人のクリエイターへのインタビューを通して、その魅力をお伝えします。

【出演者の紹介】

・梶浦聖子さん(移住歴8年/アーティスト) 東京都で育ち、インドネシア留学後の帰国先に、鳩山町を選んだ梶浦聖子さん。梶浦さんは、金属やガラス、陶器、革などを使い、彫刻や鋳物、アクセサリーを作っているほか、絵画やイラストも描いている芸術家です。鳩山ニュータウンに中古物件を購入し、8年前に家族で移住。その後、現在のアトリエを、自宅から数キロの場所で見つけました。

・森田太初さん(移住歴3年/金属彫刻家) 同じ埼玉県の志木市から、3年前に鳩山町へ家族とともに移住した森田太初さん。森田さんは、特注のドアや棚などを作る製造業を営む一方、鉄と木を使い、「死生観」をベースに、ものがなくなることなどを表現した彫刻を多く手掛ける彫刻家でもあります。知り合いからの紹介で現在の中古物件を購入し、自身でリフォーム。敷地内に工房も手作りしました。

・永住梢子さん(移住歴1年/グラフィックデザイナー) 都心から、子育てに良い環境を求めて、1年前に鳩山町へ移住した永住梢子さんと純哉さん。梢子さんは、チラシ、パンフレット、ポスターなどのデザインや求人紙の記事を手がけるフリーのデザイナー兼ライターです。現在、夫の純哉さんが主夫となり、小さなお子さんを育てています。自宅兼職場となる鳩山ニュータウン内の中古物件を購入し、リフォームをしました。

鳩山ニュータウンプロジェクト 郊外住宅地の新しい未来を作る

待機児童ゼロ! 子育て支援施策が充実

鳩山町には、「ひばり保育園」と「ひばりゆりかご保育園」の私立の保育所が2園あり、平成16年以降“待機児童ゼロ”を継続しています!
また、放課後児童を預かる学童保育所は、小学校の敷地内に「おしゃもじ山クラブ」と「銀河鉄道’90」の2箇所を開設しています。
また、病児(病気やけがである状態)のお子さんをお預かりするサービスを行っています。対象も、小学6年生までに拡大し、働くママやパパを応援しています。

ひばり保育園に併設している「ひばり子育て支援センター」や、町の多世代活動交流センター内に開設している「つどいの広場(ぽっぽ)」は、地域の子育て支援拠点として、子育て中の親子の交流や子育て相談など、町の子育て家庭等を支援する事業を実施しています。

鳩山町は、平成19年度には県内でも一番早く地域子育て応援タウンに県から認定され、さらに、中学生までの医療費無料化や、町内をはじめ近隣の医療機関での子ども医療費の窓口払いの廃止、中学校の35人学級をいち早く実施するなど、町の子育て支援は充実しています。

車の運転免許はもう不要? デマンドタクシー

鳩山町には駅がありませんが、町内や町外にある大きな病院(埼玉医科大学病院)への移動にとても便利な、デマンドタクシーが運行されています。デマンドタクシーとは、乗り合い型のタクシーで、自宅など、指定する場所に迎えに来てもらい、目的地まで移動できる、ドア・トゥ・ドアの交通手段で、利用者に大変好評です。

利用者登録をするだけで乗車することができ、町民であれば誰でも登録できます。料金も低運賃(1回200円〜600円)のため、買物などちょっとしたお出かけにも便利で、町民の貴重な足となっています。
運行日は、平日・土・日曜日(祝日・年末年始を除く)で、運行時間は8時から17時までとなっています。

また、町内には大型食料品スーパーが2ヶ所あるほか、近隣には公共交通でアクセス可能な大型ショッピングモールがあり、買い物にも困ることはありません。

「交通死亡事故ゼロ継続日数4500日」は埼玉県内第1位!

鳩山町では、平成21年2月2日に発生した痛ましい交通死亡事故を教訓に、交通安全啓発活動に積極的に取り組み、令和3年5月30日に「交通死亡事故ゼロ4500日」を達成しました。

今後も、町では町民の皆様をはじめ、西入間交通安全協会鳩山支部や関係機関等の皆様と連携した交通安全啓発等の取り組みを実施していき、交通死亡事故ゼロ継続の記録を5000日、6000日と更新していくことを目指しています。

安心の暮らしを支える 鳩山町の取り組み

地域見守り支援ネットワーク「見守りはとネット」

地域の皆さんが日常の生活や仕事の中で、高齢者や障がい者などの「ちょっと気になる」ということに気づいたときに、町に連絡してもらう、見守る人・見守られる人を特定しない形の見守り活動です。

構成団体には、警察署や消防署をはじめ、町のさまざまな関係機関が参加し、各代表者などによる情報交換・情報共有や支援内容などの協議を行っています。

亀井小学校 スクールバス運行

通学距離が数キロにも及び、人家も少ない地区を通学する児童がいる亀井地区では、下校時の安全面を考え、平成21年10月からスクールバスを運行しています。

スクールバスは、事前に利用登録した児童が乗車し、週4回、下校時に運行しています。

また、その他の小学校区でも、地元ボランティアの皆さんが登下校時には見守り活動を実施するなど、子どもたちを地域の目で守っています。

中学生まで医療費無料

鳩山町では、中学生までの医療費無料化や子ども医療費の窓口払いの廃止を実施しています。お子さんが万が一病気になったり怪我をした場合でも、経済的な負担がないため、安心して過ごすとができます。

学校の校舎・屋内運動場を耐震化

子どもたちが長い時間を過ごす学校。万が一のときに備え、町では町内すべての小中学校の校舎及び屋内運動場(体育館)で耐震補強工事を終えています。

また、災害時には学校内にあるプールの水を飲料水として使用できるよう、各学校には電気を動力としない浄化装置(緊急給水システム)も備えています。